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ドア・引戸・折戸などの建具金物、クローゼットなどの収納の金具や家具金物など「住まいの金物」の製造、販売。

 No.6―3 携帯電話について 「携帯で遊ぼう」 

携帯電話の普及に伴い、その便利性に虜になるが、不便な部分も多々あるうえに、周囲に迷惑を及ぼしている部分も否定できない。これらの不便や迷惑を解決するところに、新たな発明が生まれることとなる。携帯電話は必需品として皆様に馴染みがると思われるので、今回は身近かにある携帯電話をテーマにして発明に挑戦しながら遊ぼう。

<着信表示をどうするか>

レストランや電車での着信音は周囲を不愉快とする。これを解消するものを考えると、発明が生まれる。発明とは、問題点を解決する手段を考えることであると言い換えることができる。既に、アンテナ先端での発光表示(実開平3ー66248号公報)や、バイブレータ等の振動表示(特開平7ー273843)が発明されて特許出願されており、商品化もされている。ここで、発光は見続けることが必要であり、振動は気づかないことがるので、いずれも便利で確実や着信表示とは言えない。電気的刺激や熱的刺激を与える発明(特開平5ー22383号公報)もあるが、刺激が気にかかる。周囲には迷惑をかけないもので、発光・振動・刺激等よりも確実な着信表示手段があれば、考えて頂きたい?

携帯電話.gif (2439 バイト)

<通話を遮断>

通話中の通話音が高くなり、周囲に通話音をまき散らす。通話音を低く押さえるために、携帯電話の音量を調整できるが、十分とは言えない。通話音を聞こえなくする発明をすればすぐ商品化される可能性が高い。是非考えて頂きたい?
ヒントとしては、音声の発生部分からの直接入力が予想できる。例えば、水中では音声が伝播されないので、咽頭(のど付近)の振動を取り出して水中会話装置に用いているが、咽頭の振動であれば周囲に聞こえない囁きで通話可能となる。また、脳からの伝達入力が予想できるが、ちょっと難しそう。

<高齢者用の液晶表示>

高齢者時代を迎え、老眼鏡が必要となる人が増えている。老眼の人は通常時には裸眼であるが、読書や携帯電話のときに老眼を必要とする。したがって、通話しようとするときには、まず老眼鏡を探して準備する必要があり、老眼鏡が見当たらないときには液晶表示を確認できないために通話操作にためらいを生じる。最近のモ-ド等は液晶表示が大きくなっているが、焦点が合わないために老眼鏡を離せない。そこで、老眼鏡なしで液晶表示を見るためにどうするべきか?
ヒントとしては、液晶部分に拡大鏡をスライド自在に取付けすることが考えられる。ところが、各社の各モデル毎に外形・デザイン・寸法が異なるために、それぞれに合致するようなサイズのスライド機構を準備しなければならず、しかも、モデルチェンジ毎に変更しなければならないので、品揃えが難しい。フリ-サイズのスライド機構付きの拡大鏡を考えて頂きたい。現在、写真の拡大鏡が販売されているので参考にして下さい。

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<携帯電話用の保護カバ->

胸ポケットから携帯電話を落として液晶部分に傷付けることがよくある。携帯を傷付けないようにするためには、シュリンクパックすることが考えられるが、取り外した後の再使用ができない。嵩張らなくて保護できるものをどうするか?
ヒントとしては、時計のGショック(商品名)を参考にして下さい。

<携帯電話用のポケット>

セカンドバックや被服等に携帯電話用の専用ポケットが必要と思われる。Yシャツの胸ポケットは浅くて落下し易く、背広の胸ポケットやズボンのポケットでは深くて取り出し難い。バックや被服類に付加できる専用ポケットが必要か否か検討して下さい?
数年先にはパソコンが無くなって携帯電話を含む携帯端末が発達することが予測されているが、そのためにも専用のポケットが必要となります。ウエアラブル時代対応に備えて下さい。

平成12年3月発行
アトムニューズ112号から転載

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