ニッケル・クロームメッキ
一般にはクロームメッキと呼ばれており、ピカピカして冷たくシャープな感じで、最も金属感のあるメッキといえるでしょう。
クロームは単独で用いられることは少なく、下地としては銅やニッケルメッキが併用されます。特徴は、非常に硬く、光沢があり大気中での腐食が少ないことですが、難点としては、割れとかピンホールが生じ易い事で、それをカバーするため、下地処理として銅やニッケルメッキが必要となります。
なお、クロームメッキは最終メッキとしてのみ使用されます。
ニッケルメッキは均一電着性にすぐれ、ピンホールも少なく、素地の保護能力にたいへん優れています。下地・中間・最終、いずれのメッキにも利用されています。
■ ニッケル・クロームメッキの工程
素材 → 生地研磨 → 脱脂 → 銅メッキ → 研磨 → ニッケルメッキ → クロームメッキ
