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ドア・引戸・折戸などの建具金物、クローゼットなどの収納の金具や家具金物、手摺や物干し金物など「住まいの金物」の製造、販売。

[KANAGU story03]職人との交流2 工場見学

  • 2016年11月14日

アトムCSタワー1階にある「ギャラリーショップKANAGU」では、職人こだわりの金属の雑貨やインテリアをご紹介しています。
最近では「有吉くんの正直さんぽ(フジテレビ系列)」、「ぶらり途中下車の旅(日本テレビ系列)」、「じゅん散歩(テレビ朝日系列)」など、メディアに取り上げられる機会が増え、ありがたいことに足をお運びくださるお客様も増えてきました。
そこでショップスタッフの皆さんに、「ギャラリーショップKANAGU」の魅力をたっぷりと語っていただく連載をスタートしました。
今回は、ショップスタッフの小島さんに、工場見学についてお話をうかがいました。

 

-小島さんはどのような職人の仕事場に行かれましたか?

小島:漆、ガラス、ヘラ絞り、金型製造などの金属加工の職人の仕事場におじゃましました。

 

-金属加工の仕事場は、当社の金物製造に近いですね。

小島:そうですね。なかでも、手作りの建具・家具金物職人の「かなぐや」さんでは、昔ながらの製法で、ひとつひとつ手作業でつくっています。手作業だからこそ表現できる美しさがあり、そこには作り手のこだわりと、想いが、商品に表れています。
ただいくつかの仕事場を見学させていただいて驚くのは、作業環境ですね。モノや機械がとても多く、作業場は逆に部屋の隅や、狭いスペースだったりで、ここであの商品が生まれているの?と驚きます(笑)。
人よって違うかもしれませんが、商品と真剣に向き合っているからこそ、周りが見えなくなっているのかもしれませんね。

 かなぐや見学1 かなぐや見学2

 

-見学だけではなく、やってみたくなりませんか?

小島:今年の6月に開催された、相和シボリ工業さんのオープンファクトリーに参加して、ヘラ絞り体験をしてきました。

ヘラ絞り

ヘラ絞りと聞いても、想像がつかないですよね。私も「絞り」と聞くと、金槌を使った鍛金か、機械を使ったプレス絞りは知っていました。じゃあヘラ絞りってなにが違うのかな?という疑問は前々からあったんです。

実際に訪問し、体験してみると利点や、ヘラ絞りならではの表現方法など、いろいろなことに気づかされ、とても勉強になりました。
そして思ったのが、地域ごとにより、資源や環境など今までの歴史があり、地域それぞれの職人、技ができたのだと気付きました。

 

-貴重な体験でしたね。

小島:そうですね。工場へ見学に行った時のことは、CSタワーのホームページに見学日記を掲載していますので、ご興味のある方はご覧くださいね。

 

-今後はどのような職人に会いたいですか?

小島:日本の様々な職人と繋がっていければと思います。
その1歩として、岩手の職人にご協力いただき、「KANAGU つなぐ 地域《岩手》」を期間限定で開催しています。この展示を通して、日本の技と職人にまた出会うことができました。今後も新しいご縁を大切にしていきたいと思っています。

 

次回は2016年11月28日に掲載予定です。お楽しみに。

 

Information

岩手バナー

11月1日から11月30日まで世界遺産仏都平泉の美しい文化とそこに根付いた技術を持つ岩手県一関・平泉・水沢の素晴らしい職人の世界をご紹介しています。詳しくはこちらから。
そして「KANAGU つなぐ 地域 《岩手》」開催にともない、ギャラリーショップKANAGUでご利用できるスタンプカードをお渡ししています!
こちらのスタンプカードはご来店ごとにスタンプがたまりますので、スタッフにお気軽にお声掛けください!

 

KANAGUギャラリーショップKANAGU

 Add:東京都港区新橋4-31-5 アトムCSタワー1階
 Tel:03-3437-7750
 Access:JR・東京メトロ銀座線・都営浅草線「新橋」
     都営三田線「御成門」「内幸町」より徒歩8分
 営業日・営業時間はホームページをご覧ください
 URL:https://www.atomlt.com/cstower/

「2016秋の内覧会」CSタワー展示商品のご案内&イベント開催のお知らせ

  • 2016年10月15日

弊社「2016秋の内覧会」にご来場いただきありがとうございます。
大阪展は本日までの開催となっております。お近くにお越しの際は、是非ともお立ち寄りください。
※10/15は、搬出のためPM5:00までとなっております。

今回は、来週よりスタートする東京展の会場、アトムCSタワーのご紹介をいたします。
アトムCSタワーでは、ATOMブランドの金物展示の他に、アーバンスタイル事業部によるアートシーンや、新たな住空間を提案する商品やプロジェクトなどをご紹介しております。

アーバンスタイル事業部

住まいに彩を添える個性的なプロダクトをご紹介しています。

cs

 

KANAGUつなぐ地域

KANAGUつなぐ岩手

これまで富山県高岡や、新潟県燕三条の金属を扱う職人の手仕事の世界をご紹介してきました。
今回は、世界遺産仏都平泉の美しい文化とそこに根付いた技術を持つ岩手県一関・平泉・水沢の素晴らしい職人の世界をご紹介いたします。

 

イベント 錺金具をパシャり。de もらえる!

パシャり

5Fにある錺金具を1つ選んで、携帯電話で撮影してください。
撮影した画像を1Fのスタッフに見せると、東北の職人さんによる素敵なプレゼントがもらえます!
※プレゼントはお一人様1つまでとなります。

お菓子 天かす 岩谷堂

 

秋の内覧会 東京展

【会期】2016年10月19日(水)~22日(土) AM10:00~PM6:00
※最終日10/22(土)はPM5:00まで
【会場】アトムCSタワー
東京都港区新橋4-31-5 TEL.03-3437-3440

ご来場ご希望の方は、弊社ホームページより招待状をプリントアウトしてお持ちください。
※ご同業者のご来場はご遠慮頂く場合がございます。予めご了承ください。

[KANAGU story01]「ギャラリーショップKANAGU」オープンに向けて

  • 2016年8月22日

アトムCSタワー1階にある「ギャラリーショップKANAGU」では、職人こだわりの金属の雑貨やインテリアをご紹介しています。
最近では「有吉くんの正直さんぽ(フジテレビ系列)」、「ぶらり途中下車の旅(日本テレビ系列)」、「じゅん散歩(テレビ朝日系列)」など、メディアに取り上げられる機会が増え、ありがたいことに足をお運びくださるお客様も増えてきました。
そこでショップスタッフの皆さんに、「ギャラリーショップKANAGU」の魅力をたっぷりと語っていただく連載をスタートします。
今回は、ショップスタッフの峰島さんに、オープン当時のお話をうかがいました。

 

-どのようなきっかけで「ギャラリーショップKANAGU」をスタートしたのですか?

アトムリビンテックは、1903年に創業した家具金物・建具金物・陳列金物など、住宅用内装金物全般の企画・開発・販売を行っている会社です。
1980年に金物の選択者・使用者側と製作者側との相互交流を求めるため、現在のCSタワーの場所に、内装金物のショップ&ショールーム「亜吐夢金物館」を開館しました。
その後、2007年にショップ&ショールームだけではなく「住空間創造企業」を目指し、ATOM CS TOWERとして生まれ変わりました。

旧アトム館  竣工当時外観

もともと、新橋には明治の頃から家具関係の職人など家具に係わる会社が多かったようです。
CSタワーでは、本業の内装金物だけではなく、こだわりの商品を探し求める高感度なお客様に、家具やインテリアなどを販売することを始めたのです。
ただ、自分たちが金物屋だからなのか?何か、しっくりこない。さらに、こだわりの商品を取り扱う中で、その背景の興味が沸々と沸き上がるのです。自分たちの核となるものはいったい何だろう…?

 

-今までとは違う商品を扱っていく中で出てきた新たな悩みですね。

そうですね。そんな時に、CSタワーの活動の一環で、ロートアイアンの職人と出会いました。その方と握手をしたときに、彼の手が無骨でとても厚く、そして、とても温かかったんです。その瞬間に、何か、見えない職人からのメッセージを受け取ったのかもしれませんね。それから急速に、職人の世界を掘り下げてみよう。一緒に同じ釜の飯を食える仲間を作ろう!と。
もともと、アトムリビンテックの創業者は、繊細な装飾と微妙な細工の技術を要する江戸指物の錺(かざり)職人でした。創業時の原点である職人に敬意を払い、当社のDNAを探し求めるように、日本の職人を取材させて頂きながら、WEB(TSUNAGU WEB GALLERY)での企画展をスタートすることから始めたのです。

イヌイさん 全画面キャプチャ 20160817 211645

 

-WEBでの企画展からのスタートということは、まだお店は?

オープンしていませんでした。その後、取材を通じて様々な職人をご紹介いただく中で出会ったイス職人と、2010年3月に職人ご本人に来て頂いて、試験的なアウトレットセールを開催しました。

 

-その時の反響はいかがでしたか?

星亀OUTLET非常に良かったですね。約1週間開催したのですが、会期中にイス職人に会いに来られる方が非常に多いことに驚きました。
このアウトレットセールを通して、顔の見える職人の商品を販売する可能性を実感し、ショップ運営を意識するようになりました。

 

 

 

-ショップ運営に向けた大きな一歩でしたね。

はい。2010年は友達の輪ならぬ職人の輪といった感じで、職人から職人をご紹介していただきました。
と同時に、自分たちでも様々な展示会に足を運んでいました。そんな中で伝統工芸士の折井さんを知り、飛び込みで訪問させていただきました。

折井さん

 

-飛び込み訪問ですか?!

はい(笑)。飛び込み訪問にもかかわらず、折井さんには快く対応していただき、ありがたかったですね。
折井さんにはその後のKANAGUの柱となる高岡の職人を数多くご紹介いただきました。
そして、2010年秋に「ギャラリーショップKANAGU」をオープンしました。

ショップオープン

 

-ショップ名に「KANAGU」とつけたのはどうしてですか?

WEBでの企画展「TSUNAGU WEB GALLERY」のリアル店舗の位置づけとしてスタートしたこともあり、実はしばらく名無しのお店でした(笑)
ただ、当社のルーツである錺金具のエッセンスを取り入れ、折井さんをはじめとした、高岡の金属装飾に関わる職人たちの表現力の奥深さに衝撃を受けたことから、”金属”を中心とした商品構成にしようと決めたのです。そして、ロートアイアンの職人から受け取った、熱き想いのバトンを、職人から職人へと金具(KANAGU)が 繋ぎ、モノとヒトの物語りを届けられるお店にしようと。色々悩んだ末に、シンプルに日本語の ”かなぐ” をショップ名にし、ロゴも錺金具をモチーフとしたものにしました。

 

-ショップスタート当初の思い出はありますか?

ショップとして屋号をつけて看板を掲げることは、とても勇気がいる決断でしたので、その時の緊張感は今でも覚えています。そして、その頃を振り返ると、熱き職人たちとの出会いは、自分の実力以上に物事が進んだ2010年でした。会社には、職人の想いまでは説明できなかったのですが、企画を進めさせて頂いたことに大変感謝しています。そこから、誇り高き職人たちと盃を交わし、同じ釜の飯を食べ、KANAGUはスタートするのですから。

 

次回は2016年9月に掲載予定です。お楽しみに。

 

KANAGUギャラリーショップKANAGU

 Add:東京都港区新橋4-31-5 アトムCSタワー1階
 TEL:03-3437-7750
 Access:JR・東京メトロ銀座線・都営浅草線「新橋」
     都営三田線「御成門」「内幸町」より徒歩8分
 営業日・営業時間はホームページをご覧ください
 URL:https://www.atomlt.com/cstower/

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