先日の2015春の新作発表会より、ATOM’s historyでは「暮らしの変遷と住まいの金物たち～キッチン編～（1920年代～1980年代）」を展示中です。
会期中は多くの方にご覧にいただき、ありがとうございました。
現在も展示中ですので、ＣＳタワーにお越しの際は、是非ともお立ち寄りくださいませ。

今回の展示で目を引くのはこちらの模型たち。

こちらはUR都市機構技術研究所の集合住宅歴史館に復元展示されている、それぞれの時代のキッチンを参考に1/10スケールで製作しました。
（写真手前より1925年頃、1955年頃、1958年頃、1980年頃のキッチンです。）

　　
1955年　蓮根団地のキッチン

　　
1958年　晴海高層アパートのキッチン

また、LIXIL資料館にもお邪魔し、展示の参考にさせていただきました。

UR都市機構技術研究所もLIXIL資料館も日本の住宅の歴史を知るにはぴったりの施設です。
両施設のみなさま、ありがとうございました。

 

DATA

■独立行政法人　都市再生機構　技術研究所
住所：東京都八王子市石川町2683-3
ＨＰ：http://www.ur-net.go.jp/rd/
　　　※見学は予約が必要です。

■LIXIL資料館
住所：東京都江東区大島2-1-1　LIXIL WINGビル
ＨＰ：https://www.lixil.co.jp/corporate/csr/culture/shiryokan.htm
※見学は予約が必要です。

　　

弊社は、東海大学 教養学部 芸術学科 デザイン学課程の学生達と「住まいの安全・安心・快適」を
研究題目にした『産学連携プロジェクト』の取組みを行っております。
今年で第８回目を迎える取組みになりますが、今回参画した学生５名が「住まい・暮らし・リラックス」を
テーマに決めて、テーマに沿うプロダクトデザインを「創造して、アイデアを出して、作品に仕上げる」までを行いました。
それぞれの視点で取組んだ、半年間の成果を作品展示致しますので、是非この機会にご高覧頂けたら幸いです。

【会期】2015年４月１日（水）～１７日（金）　AM10：00～PM6：00
※５日・１１日・１２日は休館日です。
【会場】アトムＣＳタワー６Ｆ
東京都港区新橋4-31-5　TEL.03-3437-3440

今回は作品展の出展作品をご紹介いたします。
是非ともＣＳタワーにお越しいただき、作品をご覧ください。

 ●Cream Basket　クリームバスケット

ソフトクリームを連想させるユーモアのあるゴミ箱です。
部屋の雰囲気を楽しくしながらも、カバーでゴミ箱のビニール袋を見えなくすることで、既存のゴミ箱を
より清潔に使えます。

 

●Skyline Hook　スカイラインフック

使わないときは装飾用絵としての役割で、使うときは服をかけるフックとしての役割に変身する
インテリア用品です。壁にかけて装飾しておき、絵の中のスカイラインを倒して服をかけることにより、
面白さと楽しさを与えます。

 

●WIRE　ワイヤー

壁にチューブを張り巡らすことのできるプロダクトです。
自分のお気に入りのアイテムを引っ掛けて、飾りながらもコーディネートを提案できます。

 

●Pull Pick　プルピック

本の下に敷く、スライドするシートです。棚の高さを調節できる本棚に対して、間隔を詰めても本を
取ることができ、スペースを有効活用させます。

 

●Patafly　パタフライ

物を掛けていないときにはオブジェクトとして部屋を飾ることができるフックです。
羽を好みの角度に開いて、ハンガーや眼鏡をかけることができます。

 

●Drops　ドロップス

　　

無機質なドアノブや引き出しのつまみを「雫」をモチーフにシリーズ化しました。
金物にもかわいさを持たせるとともに部屋に統一感を与えます。

 

●Raknob　らくノブ

力の弱いお年寄りでも簡単にノブを回せるよう作用の力を使い、取手部分を長くしました。
また先端部分を丸く分厚く色を与えることで、より掴みたくなるような形を追求しました。

 

●BOXED　ボクスド

収納機能を兼ねた壁掛けの鏡です。
仕舞い込まず、飾ることでインテリアにもなり、毎日のコーディネートに役立ちます。