アトムニューズ取材メモ No207編
3月に発行しました、アトムニューズ207号でお邪魔した際の取材メモをご紹介します。
アテナの道具箱:和泉蜻蛉玉職人 松田有利子さん
松田さんが使用されているガラスは、和泉地方で古くから作られてきた貴重なガラスで、現在はもう作られていないそうです。
これらのガラスを再現するために、工房内に炉を作り、ガラス材作りもしているそう。
また、薩摩切り子製作工場や沖縄ガラス工場、さらにガラスの聖地 ベネチア・ムラーノ島へ視察に行ったそうです。
こちらの作業場で一つずつ和泉蜻蛉玉を作っています。蜻蛉玉制作の様子はこちらからご覧いただけます。
取材中に作って頂いた蜻蛉玉。あっという間に美しい蜻蛉玉ができました。
読者プレゼント購入のため、ショップにお邪魔した時に、思わず自分用に購入してしまいました。
古今東西 たてものがたり:横浜市大倉山記念館
実業家で後に東洋大学学長を務めた大倉邦彦によって昭和7(1932)年に「大倉精神文化研究所」の本館として創建され、横浜市が寄贈を受け、昭和59(1984)年に「横浜市大倉山記念館」として生まれ変わりました。
こちらの建物はドラマなどのロケ地としてよく利用されています。
大倉山記念館は、古代ギリシャ文明より古くエーゲ海で栄えたクレタ・ミケーネ文明の建築様式が採用されています。設計者の長野宇平治は、この建築様式を「プレ・ヘレニック様式」と名付けました。
記念館入口にもプレ・ヘレニック様式の特徴であるロゼット模様や連続螺旋文様などが施されています。
エントランスホールに置かれているベンチの脚も、下に向かって細くなる形の円柱となっています。
エントランスホールを見上げると何やら動物が。
これらは水谷鐡也制作による粘土を素焼きにして作った獅子と鷲のテラコッタ像。
本誌P14に像を横から見た写真を掲載していますので、是非ご覧ください。
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その1 アトムニューズ各号で特集した場所をこちらにまとめました。お散歩のお供に。
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アトムニューズ取材メモ No206編
2019年12月に発行しました、アトムニューズ206号でお邪魔した際の取材メモをご紹介します。
アテナの道具箱:左官 福吉奈津子さん
現場に持っていく道具箱。大小さまざまなサイズのコテを30種類ほど持っていくそうです。
壁塗り用のコテは壁材や使い道によって大きさや形、材質も違い、何千という種類があるそう。時には自作のコテを使うこともあるそうです。
今回は、原田左官工業所様のショールームで福吉さんにお話を伺いました。
ショールームは、様々な素材やサンプルを見ることができ、まさしく「左官の図書館」です。
古今東西 たてものがたり:康楽館


まるで江戸時代にタイムスリップしたような客席。
舞台に下りている緞帳は、小坂町が生んだ日本画家 福田豊四郎画伯が「樹氷」をデザインしたものです。
劇場の客席天井の電灯は明治時代のものを今でも使っています。
創建当時はまだ東北に電気なく、当時としては電灯が設置された、大変珍しい芝居小屋だったそうです。
舞台裏へ潜入!取材にお邪魔した日は、劇団「三峰組」の公演の前日でした。
康楽館では、月替わりで常打芝居と呼ばれる常設公演が行われています。


小坂町は、かつて東洋一の銅山として栄えた町でした。
康楽館がある「明治百年通りの遊歩道」には、国重要文化財の「小坂鉱山事務所(写真左)」や国登録有形文化財の「天使館(写真右)」など多くの建物が残されています。
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