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ドア・引戸・折戸などの建具金物、クローゼットなどの収納の金具や家具金物、手摺や物干し金物など「住まいの金物」の製造、販売。

アトムリビンテックのあゆみ ~ 昭和初期

  • 2014年7月28日

 昭和3年(1928年) 現在の本社所在地に店舗を建築

昭和3年秋、現在の社屋のある場所に1万円の工費をかけた店舗が完成。当時としては、業容に見合わぬと同業者から笑われるほどの大きい店であった。
喜んだのは傘下の工場で、たちまち店の棚を一杯にしてくれたという。

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現在の本社と昭和通り付近の地図を、当時の地図の上に重ねました。

 人手も自転車も増え、初めて電話が架設されると、需要家を対象にしていた商売には飽き足らなくなり、いよいよ卸売業を始めたのである。
商品の生産手段が進歩して一応の量産が可能となり、コストも低減できるようになった。これもまた卸商売を指向するに至った一因であった。

 昭和10年(1935年) ダイカスト工法を導入し、ジュラルミン製取手を発売する

ダイカスト工法によりジュラルミンで取手を造り始めたのは昭和10年で、録音盤の成形型押しを手掛けた人物に依頼して製造させたとの話である。型代が、当時としては大枚の500円もかかったというが、砂型鋳造のものより仕上げがよく、また鋳込みのため取付用ねじ脚の固定も強く、好評を得て関西方面へ大量に売れ、型代を支払っても充分にペイしたとのことである。

pen8b1928年の出来事

 ・東京 上野の松坂屋で、新国風家具展が開かれる。
 ・横浜 崎陽軒、折箱入りのシュウマイを発売。1箱50銭。
 ・ミッキーマウスの最初の映画「蒸気船ウィリー」が公開。
 ・ラジオ体操の放送開始。
 ・野口英世、西アフリカで黄熱病の研究中に罹病して死亡。52歳。

pen8b1935年の出来事

 ・東京 築地に中央卸売市場が開設。
 ・文芸春秋社、「芥川賞」「直木賞」を設定。
 ・道路交通標識が全国統一される。
 ・初の年賀用郵便切手が発行。
 ・列車の車内販売が始まる。

アトムリビンテックのあゆみ ~ 関東大震災

  • 2014年2月3日

大正12年(1923年) 関東大震災が産業界に活を入れる

第一次世界大戦が終息して先進諸国の産業が平和産業に復帰して来るにつれて、日本の好景気も徐々に沈静し、大正10年代(1921年~1926年)には不況に向かった。当然ながら家具金物業界も相当な不景気になった。 

髙橋良助商店も同様であったが、自ら職方を抱えている以上、売れ行きが悪いからといって仕入れを止めることも、自家製品の製造を中止することもできない。関東大震災に見舞われる頃には、店舗部分には商品が置き切れず、住宅部分にも積み込まれていた状態であった。 

関東大震災は、日本の景気が沈滞して不況のどん底に喘いでいる最中に起こった。しかし震災による衣食住の大消耗は、災害後の復興景気となって産業界に活を入れる結果をもたらした。 

家具業界においても、この時を転機として古き佳き時代を享受していた旧問屋勢力が衰退して、新勢力が台頭勃興したのである。
髙橋良助商店が、一応、家具金物業者としての業容を整えたのも、この震災を契機にしてであった。

 震災後まもなく、跡地にバラック建てを再建。髙橋良助は震災時に機転を利かせて在庫商品を井戸に投げ入れ、家屋はともかく商品そのものの焼失は免れたが、漏れ損じてすぐには売り物にならぬ金物類を手直し再生して、粕壁(現在の春日部市)から、遠路、自転車にリヤカー牽きで東京入谷の店へと運んだ。これが面白いほど売れたという。

pen8b1923年の出来事

 ・東京 築地市場が開場
 ・東京 丸の内ビルディング完成
 ・寿屋(現・サントリー)の鳥井信治郎が国産初のウイスキーを製造開始
 ・日賀志屋(現・ヱスビー食品)が創業し、孔雀印カレー粉を発売
 ・「文藝春秋」創刊

アトムブランド誕生60周年

  • 2014年1月15日

ATOM60

昭和29年(1954年)1月、商標としてアトムマーク 旧ATOMロゴ を制定しました。
アトムとは、物質を構成する最小の単位であり、このマークには、つねに基本に忠実であれとの願いが
込められています。

以来当社は、江戸指物の金具職人であった創業者の言「独り歩きのできる商品を提供すべき」との教えに
基づき、それまで伝統的に別分野とされていた実用本位の建築金物と、デザイン性を重視する家具金物の特徴を融合させた「内装金物(住まいの金物)」という独自の事業分野を開拓し、企画・開発・販売を兼ねる
ファブレスメーカーとして、新しい時代に即した事業展開を積極的に進めてまいりました。

そして、昭和62年(1987年)9月、アトムマークは 現ATOMロゴ へ変わります。
その際、自らを「住まいの飾り職人」と名乗ることで、私たちは「職人」である、という初心を忘れることなく、
伝統と変革を融合させ、先駆的な商品開発をおこなう企業であることを明確化しました。

これからも当社は、創業以来110年の思い「独り歩きのできる商品を提供する」を全うすべく、本来の
企画開発型企業として、新技術や新商品の開発に取り組んでまいります。

飾り職人ロゴ

CSタワー2階「ATOM’s history」では、これまでのアトム製品のカタログを展示しております。
ご来館の際には、是非ともご覧ください。

2014.01.15

アトムCSタワー/亜吐夢金物館
〒105-0004 東京都港区新橋4-31-5
営業時間 10:00~18:00
休館日  土曜日・日曜日・祝日(第1・第3土曜日は営業)

CSタワー地図

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