「2014春の新作発表会」開催のお知らせ
昨年の「秋の内覧会」に引き続き、いよいよ本年4月に東京と大阪で開催いたします「春の新作発表会」の
ご案内を差し上げる時節になりました。
さいわいにして、昨年10月に「創業110周年」、本年1月には「アトムブランド誕生60周年」の節目を迎え、
心も新たに更なる第一歩を刻む展示会と心得まして、両ショールームとも多くの新製品をご準備申し上げ、皆様のご光来を心よりお待ちいたしております。
【引戸金具や折戸金具がさらに充実】
コンパクトでコストパフォーマンスに優れた新世代引戸ソフトクローズFCシリーズ。
さらに品揃えが充実したSW-800可動間仕切シリーズや連動引戸シンクロタイプ。
施工性の優れた新型折戸金具や折戸ソフトクローザーなど、数多くの新製品を施工例
とともにご覧いただけます。
◆大阪展
【会期】2014年4月9日(水)~11日(金) AM10:00~PM6:00
※最終日4/11(金)はPM:5:00まで
【会場】アトム住まいの金物ギャラリー大阪
大阪府吹田市広芝町18-5 TEL.06-6821-7281
◆東京展
【会期】2014年4月16日(水)~19日(土) AM10:00~PM6:00
※最終日4/19(土)はPM:5:00まで
【会場】アトムCSタワー
東京都港区新橋4-31-5 TEL.03-3437-3440
ご来場ご希望の方は、弊社ホームページより招待状をプリントアウトしてお持ちください。
※ご同業者のご来場はご遠慮頂く場合がございます。予めご了承ください。
取材に行ってきました No183編
アトムリビンテックのあゆみ ~ 関東大震災
大正12年(1923年) 関東大震災が産業界に活を入れる
第一次世界大戦が終息して先進諸国の産業が平和産業に復帰して来るにつれて、日本の好景気も徐々に沈静し、大正10年代(1921年~1926年)には不況に向かった。当然ながら家具金物業界も相当な不景気になった。
髙橋良助商店も同様であったが、自ら職方を抱えている以上、売れ行きが悪いからといって仕入れを止めることも、自家製品の製造を中止することもできない。関東大震災に見舞われる頃には、店舗部分には商品が置き切れず、住宅部分にも積み込まれていた状態であった。
関東大震災は、日本の景気が沈滞して不況のどん底に喘いでいる最中に起こった。しかし震災による衣食住の大消耗は、災害後の復興景気となって産業界に活を入れる結果をもたらした。
家具業界においても、この時を転機として古き佳き時代を享受していた旧問屋勢力が衰退して、新勢力が台頭勃興したのである。
髙橋良助商店が、一応、家具金物業者としての業容を整えたのも、この震災を契機にしてであった。
震災後まもなく、跡地にバラック建てを再建。髙橋良助は震災時に機転を利かせて在庫商品を井戸に投げ入れ、家屋はともかく商品そのものの焼失は免れたが、漏れ損じてすぐには売り物にならぬ金物類を手直し再生して、粕壁(現在の春日部市)から、遠路、自転車にリヤカー牽きで東京入谷の店へと運んだ。これが面白いほど売れたという。
1923年の出来事
・東京 築地市場が開場
・東京 丸の内ビルディング完成
・寿屋(現・サントリー)の鳥井信治郎が国産初のウイスキーを製造開始
・日賀志屋(現・ヱスビー食品)が創業し、孔雀印カレー粉を発売
・「文藝春秋」創刊