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ドア・引戸・折戸などの建具金物、クローゼットなどの収納の金具や家具金物、手摺や物干し金物など「住まいの金物」の製造、販売。

アトムニューズ取材メモ No198編

2月に発行しました、アトムニューズ198号でお邪魔した「林芙美子記念館」の取材メモをご紹介します。

記念館入り口

現在、見学者の入口となっている勝手口の柱には、住所などの表示が。

 

書庫

 

P13左上の写真の書庫のライトとアトリエのライトは当時から使っていたものとのこと。

 

東西南北、風の吹き抜ける家

 

P13のアトムの視点にも取り上げたように、「東西南北、風の吹き抜ける家」のコンセプトの通り、風通しの良い開放感がある家ですが、その風通しの良さ故に、冬はとても寒かったようで、部屋には陶器の火鉢が置いてありました。

 

大きさの変わるちゃぶ台

 

寝室に置いてあるこのちゃぶ台、林芙美子のオーダーで作られたものとのこと。
4つのパーツに分かれており、組み合わせによってサイズが自由に変えられる優れもの。脚にも装飾が施してあり、芙美子のこだわりが見られます。

 

飾り金具

 

P13のアトムの視点では洗面所の引出しの釻を取り上げましたが、よーく見てみると、他にも可愛らしい金具を発見!建物内部の特別公開時に訪れた方は是非とも探してみてください。

 

石仏

 

玄関や庭にある石仏は、戦後に石仏を売りにきた人から一尊買ったところ、「あの家は買ってくれるらしい」との噂が立ち、次々に売りにきたそうです。

 

「昔の家」

こだわりの詰まった林芙美子邸について、『昔の家』というエッセイを書いています(「芸術新潮」昭和25年1月号掲載)。
どうしてこの家を建てたかから始まり、設計に時間をかけ、大工さんと京都へ行き建物を見て回った時のことや実際に建てる際のこだわりなど詳細に書かれています。

  私は私の出来るだけの能力をしぼって、長い根気をかけて居心地のよい家に仕上げた自信がある

とまで言い切ったこの家は、家自体が作品のひとつであったといえます。

 

Information

アトムニューズ各号で特集した場所をこちらにまとめました。お散歩のお供に。
https://www.atomlt.com/blog/atom-news

 

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