「PM110-9-3BL」は、既に廃盤となっており全く同じ物で交換することは出来ませんが、少し手を加える必要がありますが寸法が似ている下記のスライド丁番と交換が可能です。

まずこの型番は、PMシリーズの、カップ径φ35mm・開き角度110°・9mmかぶせ・カップ深さ13mm・キャッチ付き、を表していますので、カップのねじピッチが同一寸法の「C105シリーズ」の「C105-9-6CL」で交換が可能です。

しかし、C105シリーズは、開き角度が105°でカップ深さ11mmとなっているので、開き角度が5°狭く、またカップと穴の底の間に2mmの空間が出来てしまいます。この穴の底の2mmの空間は、ボール紙などで必ず埋めてください。リンクとカップが接触した時に音鳴りが発生してしまいます。

また、破損したスライド丁番以外の「PM110-9-3BL」も、全て「C105-9-6CL」に取り替えてください。二つの丁番はリンク機構が異なっているので、扉の軌跡に違いがあります。全て交換しないと、それぞれのスライド丁番に負荷がかかることになり、再度破損の原因になります。