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ドア・引戸・折戸などの建具金物、クローゼットなどの収納の金具や家具金物など「住まいの金物」の製造、販売。

仙徳メッキその他の真鍮メッキについて

仙徳その他真鍮のイブシ仕上げは、黒の濃淡ぼかしの色調と黄とがアンティークな雰囲気を醸し出し、照明器具などのインテリア商品、装飾品、美術工芸品、建築金物等に広く利用されています。
仙徳とは、もともと中国・明の宣徳時代に造られた宣徳銅器の色に由来する着色法ですが、この宣徳色も戦後さまざまな色合いのものが生まれ、今ではどれが本当の宣徳色なのか分からないほどに同系色の多色化が進んでいます。資料15のような明るい色の線特色で飾ると映えるデザインもあれば、資料17のように落ち着きのある沈んだ宣徳色で飾ると重厚さを増すデザインもあります。こうした理由から、明るい色調から暗い色調までさまざまな宣徳色が研究され生まれてきました。
また、いろいろな薬液の開発により、同じ作業方法なのに全然異なる色感の宣徳色を作り出してきました。資料19から28(現在準備中)に挙げたものを、黄せんとく、赤せんとく、茶せんとく、濃せんとく、淡せんとくなどと呼ぶ業界もありますが、金物業界では現在のところ、いずれの色も皆一様に「仙徳色」と呼ぶ以外には、微妙に異なる各々の色に対して共通した呼称はないようです。

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