折戸金具の種類と特徴

- レール
折戸は上下にレールを敷くのが一つの特徴といえます。レールの中を折戸の開閉をガイドする車が走行したり、ピボットヒンジの受け金具やストッパーなどが取り付いて機能するようになっています。材料はサッシと同じアルミ合金の押出し材を使用しています。 - 車(上ランナー)
車は、折戸を上あるいは下から戸の荷重を支えながら、戸の運動を誘導します。戸の上下調調整装置が付いていて、ドライバーか専用工具で操作ができるようになっています。選択にあたっては、戸の重量に応じて、物入れか間仕切りかに応じて、また車の取り付け方法によって、色々な種類があります。 - ガイドランナー
戸の荷重を受けない方の車です。上記車の運動方向に合わせて運動し、折戸の開閉をスムースにするとともに閉時には折戸がガタガタとブレないように補助します。 - ストッパー
レールに取り付けるストッパーで、戸が開閉する際に枠に当って傷付くのを避けるために、それ以上車が枠側に寄らないようにします。また、戸を閉めた際に戸の左右位置が枠の中に正しく納まるように、左右調整もできます。 - 丁番
2枚の戸同士をつなぐ丁番です。種類により「キャッチ機能」・「戸のブレ修正」・「50゜ストップ」などの機能が付いています。
※キャッチ機能とは、戸の全開および全閉手前でキャッチを効かせて、戸を完全に開閉させる機能。それにより、戸が閉まった状態で前後にブレるのを防止する役割も果たします。
※戸のブレ修正とは、戸が閉まった状態で「へ」の字になっている場合に、それを修正する機能。
※50゜ストップとは、開けた戸を右にも左にも自由に寄せられるフリーオープンタイプの場合に使用。すると便利な機能で、戸が50゜開いた時点で仮ストップする機能。それにより、スムースに左右移動ができるようになります。