
自分の家の屋根のことは雨漏りでもしない限り気にかけないものですが、昨今ではスマートフォンの地図アプリでも自宅の屋根を見ることができます。上から見ると意外に屋根の面積が広いことに気がつきます。また、昔は本瓦の屋根を多く見かけましたが、東北の震災以降は、屋根に軽い素材を使用するようになり、その表情も変わってきました。
家に入る前のアプローチ
近郊で一戸建ての家を購入するときには、まず1台車が入る駐車場スペース、それに玄関までのアプローチが必要になります。友人の家を訪ねるときなど、門から玄関ドアまでの空間は、期待感を高めるものです。
「ピンポーン!」お訪ねドアホン

「ごめんください!」と、玄関の引き戸を開けていた時代がありましたが、今では防犯のために録画機能付きのドアホンが活躍する時代。ある意味では嬉しくない時代になったのかもしれませんね。
郵便受け
最近では郵便物よりも宅配物のほうが多く入っている郵便受けですが、最近では家と一体化した郵便受けも出てきました。
屋根は家の帽子
屋根のかたちは、時代とともに変化してきました。
家の中から切り取る、庭の情景

島根にある小泉八雲が暮らした日本家屋には、3つの小さな庭がありますが、それぞれの季節に適した植物が植えられており、障子の間から見える風景を楽しめるようになっています。
この粋さ、私たちも持ち続けたいものです。
家と庭の今と昔

その昔、庭は子どもたちが自由に出入りできる空間でした。メンコにコマ回し、ビー玉遊びや、蝋石で絵を描いて遊んだものでした。今では都会の庭には誰もいません。その理由は、都会には子どもたちが集まれるほど広い庭がないからです。
自給自足ができる家を考える

私の理想的な住まいは、一戸建てで家庭菜園が楽しめる庭があること。
我が家は以前、庭で野菜を育てていたのですが、とつぜん隣に家が建ち、そのため陽射しが遮られ、家庭菜園をやめざるを得ませんでした。
しかしいずれまた家庭菜園を始めたいと思っています。
出典:アトムニューズ201号 7-8ページ
「アトムニューズ」バックナンバー
塩浦 信太郎
信太工房主宰/カラクリ作家。博物館や科学館へのカラクリの貸し出し、ホテルなどからのオーダーによる作品制作、ほかにデパート各店での展示販売などを行っている