蒲田切子ってご存じですか?
江戸切子となにか違うのかな?と思いますよね。
蒲田切子は、ものづくりの町、東京大田区蒲田で作られている江戸切子なんです。
江戸切子の技術と蒲田モダンの情熱や精神から生み出されたカットグラス。
ちなみに”切子”とはカットグラスのことをいうそうです。
写真の方は、日本の江戸切子の伝統工芸士である鍋谷 聰さん。
蒲田切子のガラス製品は、すべての工程を手作業で仕上げています。
切子を彫るために作られたガラスの検査から始まり、
次にガラスの表面に、図案を配分するための目印をつける作業をします。
そして回転する円盤状のグラインダーでひとつひとつ丁寧に模様をつけていきます。
触ってみると手に馴染み、ガラスなのになぜか温かみが感じられます。
それは蒲田切子をつくりだした有限会社フォレストさんの社名にヒミツが隠されていました。
「木のようなぬくもりを持った切子をつくりたかった」
”フォレスト(forest)”という社名はそんな想いも込められているそうです。