水楢(通称 ナラ・オーク)

楢は、身近なものとしてワインやウィスキーの樽材としてご存じの方も多と思いますが、世界各地に自生し大きく育つことからキング・オブ・フォレスト(森の王様)とも呼ばれています。古くは縄文時代から、その実は食料に、枝葉は火力燃料として、幹は各造作物として利用されていました。また、北海道産はとくに良質で、近代ではヨーロッパに輸出されベルサイユ宮殿にも使われたといわれています。

楢の実(どんぐり)は、地面にころがり、動物たちに食されることで移動しながら、離れた場所で成長し子孫を繁栄させてきました。自然界の植物と動物たちとは常に共存共生していることを忘れたくありません。

監修 石塚典男(木香家)

出典:アトムニューズ203号 8ページ
「アトムニューズ」バックナンバー