「キッチン」は、今やおしゃれな空間に!

台所から「キッチン」へと変貌した要因は、料理方法に関係があると思います。
煙の臭いが立ちこめた昭和初期の台所から、やがてガスや電気による料理ができるようになったキッチンへ。
現在では手も汚すことなく、オーブンレンジで冷凍食品を加熱させるだけで、その日の料理が完成してしまう時代になっています。

ますます進化する最新のキッチン

最近のキッチンは、シンクとガス台そして調理台が一体となったコンパクトなものが一般的となりました。
また、さまざまなオプションが用意され、各家庭に合うこだわりの空間演出やレイアウトが可能になってきています。

ガスコンロと電化製品の変化

コンロもガス型に加え、IHの電気で調理できるタイプのものも増えています。最近のコンロでは鍋に水がなくなると温度を感知し自動で火が止まるようになっています。
またさまざまな電化製品の進歩は著しく、たとえば電気釜でも煮込み料理やパンなどが作れたり、幾通りもの使い方ができるタイプも出てきました。

収納の変化

冷蔵庫が大型化し、今では野菜専用収納も付いたものが主流です。鍋やフライパンも表には出さず(あえて見せるデザインのキッチンもありますが)多くの場合、棚の中に収納され、またお米なども専用のストッカーにしまわれています。また床下収納も充実して大量に食料の備蓄ができるようになりました。

最近のキッチン用商品

インターネットとキッチン

昔は、料理も同居の母親から教えてもらうことができましたが、いまでは、核家族化が進み、インターネットなどで得たレシピをもとに調理をする人が増えているようです。

こんなキッチン付きのキャンピングカーが登場!

最近のキャンピングカーのキッチンは必要最低限の機材がよく考えられており、最適なキッチン空間を装備しています。

アウトドア料理へのこだわり

青空の下でバーベキューなどアウトドア料理を楽しむ人が増えています。
アウトドア料理にこだわり始めると、バーナーコンロやダッチオーブンのように野外キッチンならではの魅力が広がります。

やはり人間は身近に火を感じていたい動物かも知れません

最近の冷蔵庫は、ユーザーに話しかけてくるようです。全国の方言で話をするものまで登場。
手っ取り早く簡単に料理ができるのはよいですが、個人的には、鍋を火にかけ、それを囲みながら話をし、料理を楽しむのが最高においしい食事のような気がします。

出典:アトムニューズ196号 7-8ページ
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