「トイレ」はどこまで進化していくのか?

海外のセレブが来日すると、ハイテク化された日本の便器に感動し、購入して帰国する話をよく耳にします。温かい便座やお尻を洗ってくれる温水洗浄便器など、たしかにトイレは至せり尽くせりの空間となりつつあるようです。

世界の街中トイレ事情

街中でいざという時にコンビニでトイレを借りられる日本は希な国。
ヨーロッパでは有料の公衆トイレが主流です。海外でトイレにかけ込める主な場所として、レストラン、カフェ、駅、博物館、美術館、ホテルなどを頭に入れて安心して旅をしましょう。

世界のお尻の拭き方

少し前までインドでは、水と指でお尻を拭き、中国では竹のへらでも拭いていました。モンゴルの草原では、草や石で拭きます。ロシアでは葉を使いまたサウジアラビアの砂漠では砂と指で拭いていました。
(近年、都市部では個室のトイレとトイレットペーパーの使用が増えているようです)

日本のトイレットペーパーの変化

木のへら→厚手の紙(揉んで柔らかくする)→新聞紙+浅草紙→ロール状のトイレットペーパー→ノズルの水でお尻を洗う(温水洗浄便器)

トイレの○○○と水はどこへ流れていくの?

世界の風変わりなトイレ

トイレは健康のバロメーター(便の色で健康を確認)

日本に殿様がいた時代、殿様の便は採取され、その色で健康を確認していたといわれていますが、おなじように近未来には使用者の排泄物の成分をトイレ内で分析して健康状態を知らせてくれるというようなトイレが現れるかもしれません。

これほどトイレが清潔で良いのだろうか?

現代人は無菌の清潔感を求めるあまり、人間が本来持っているお尻の雑菌との共存力が失われているような気がします。
清潔を求めることは必要ですが、やはりそれもほどほどがよい気がします。
お尻の免疫力もお大事に。

出典:アトムニューズ199号 7-8ページ
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