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営業所だより

アトムニューズ24号よりの抜粋記事

古来よりアルコールと肝臓の因果関係は有名である。事実、肝臓の悪い人の多くが酒好きである例は通常よく見聞するところ。しかし、最近は必ずしも左党だけでなく、女性・子供にいたるまで、肝機能障害が拡がりつつあるようである。これは食品添加物などに例を見るように、各種の化学物質が食物とともに摂取され、体内で肝機能障害を引き起す一因となっているとされる。現代は肝臓の負担が何かにつけて大きい。

 ところで、毎年2〜3月にかけての寒中のカキ(漢字では「牡蠣」と何やら難しい)は、昔から西洋では「海のミルク」、東洋では「海の玄米」などと呼ばれて洋の東西を問わず、体力と気力増進のためには大変よい食品として愛用されている。わが国でも広島産は特に有名で、美味とされている。

 肝臓病の話に戻らせてもらうと、元来この病気は治療薬に頼るよりもむしろ高蛋白食を十分に摂り、適当な休養が文字通り肝要とされているのは医者の認めるところである。肝臓病とまで、はっきり病名はつかないまでも、現代ビジネスマンは大なり小なり肝・腎なところが病んでいる、と申して差支えないであろう。

 そこで力キ。前述のように2月から3月にかけての力キは、人間様の身体に必要欠くべからざる必須アミノ酸8種のほか、10余のアミノ酸を豊富に含み、またこれと同族のタウリンを初め、活力と精気の基となるグリコーゲン,また、ビタミン類としてB2、B3、B6、B12などのB群、10余種のミネラル群など、まさに貯蔵庫の名に応わしい。

 特にミネラルに関しては、食品中最大の含有量としての亜鉛とセレニウムの存在が大きい。貝類の金物屋みたいなものだ。西洋ではRのつかない月(お分かりですか)のカキは食べるなと云い、日本では桜の花が散ってからのカキは食べるなと云い伝えられている。

 カキ酢よし、殻ごと焙った殻焼きよし、また寄せ鍋、土手鍋、チリ鍋、西洋風に力キフライ等々、時に野趣、時に豪華に愉しんでみてはいかがなものあろうか。最近は産地直送が盛んで、新鮮なものが手に入るようになった。居ながらにして美味しい食卓に向える。暖かい、香ばしいカキ科理で肝・腎なところを丈夫にしよう。むろん、アルコールはくれぐれもほどほどに。

(辛党)

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