No.3 「寝具に関する特許」 その2
前回から「寝具に関する特許について」のその2をご紹介します 以下のお話はアトムニューズ平成10年11月号に 連載したお話を転載したものです (文中の出願件数等の数字は平成10年6月時点のものに訂正してあります)
寝具に関する特許の話
弁理士 吉田 芳春
図1は「しわ、たるみ矯正具」という出願です。 横向きで寝ることは、目尻及び口元の皮膚は枕との間にあって頭部の重みを受け、顔の中央に向かってしわ、たるみが寄っている状態にあるので、目尻及び口元のしわ、たるみの原因におおいに関係すると考えられます。 図1のように、しわ、たるみを生じる皮膚に粘着剤で引付けシートを取り付け、皮膚を引き上げた状態で固定しようとするものです。キシオネテープ(商品名)で実験可能と思いますが、保証しかねます。
図2は「水分吸収髪型成形シート」です。 ロングヘアの人が夜洗髪して寝る際、就寝中に、髪の毛に残った水分を確実に吸収すると共に、髪の毛を痛めず保護し、かつ髪型を美しく成形するための発明で水分を吸収する素材でできた内外のシートで、髪の毛を包み込んで寝るそうです。
図3は最近流行のアロマテラピー関連の出願です。 香料の放出機構がタイマーと連動しているため、香料を使用時の一定時間だけ放出できます。睡眠時には快く眠れ、かつ起床時には目覚めの良い香料の 放出方法を提供する発明です。香りの種類によって、神経を安静にする作用や逆に高揚させる作用を持つものがあるようです。 寝室に限らず、居間や書斎、オフィスなどでも機能に 合わせた香りを選ぶことで応用が利きそうです。
図4は縫いぐるみと頭の枕と抱き枕の機能を併せ持つようにしたものです。従来、玩具としての縫いぐるみと寝具としての枕は区別されていましたが子供は縫いぐるみを傍らにおいて一緒に寝ることが多いため一体化させました。実際に店頭で見かけたことがありますが、意外なことに20代の女性が買っていくことが多いそうです。
腕に装着された本体の超音波振動子から超音波を発射し、体温データを検出、受胎調節体温を表示するもので、寝る時につけておくと、一定の時間間隔で体温を測定し、毎日の変化が表示されるため、一目で身体のバイオリズムがわかるようになっています。