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ドア・引戸・折戸などの建具金物、クローゼットなどの収納の金具や家具金物、手摺や物干し金物など「住まいの金物」の製造、販売。

「日経IR・投資フェア2016」にて受けたご質問

  • 2016年8月31日

2016.08.31

先日開催された「日経IR・投資フェア2016」にて、アトムリビンテックのブース並びに会社説明会に、たくさんの方にお越し頂き、誠にありがとうございました。数多くの投資家の方々とお話ができて、とても勉強になりました。
今回は、皆さんと色々なお話しをする中で、頂いた質問をいくつかご紹介します。

 

Q どんな会社なの?

A アトムリビンテックは、家具金物・建具金物など、住宅用内装金物全般の企画・開発・販売を行っています。
主として当社が企画・開発した商品(取扱品の80%程度)を協力工場に製造委託し、「ATOM」ブランドで国内全域の家具メーカー、建築金物店、ハウスメーカー、住宅設備機器メーカーなどに販売しています。取扱いアイテムは年々増加し、現在では5万アイテムをはるかに凌ぐ数にのぼります。皆さんの住宅の身近なところで活躍しています。

金物使用場所

 

Q アトムリビンテックと住宅市場の関係は?

A 当社が提供するアトムブランドの商品は、住宅業界に欠かせないものだけに、新設住宅着工戸数の変動に影響を受けやすい点があります。この後、当社の関連する住宅市場を取り巻く環境は決して楽観的なものではありませんが、復興住宅の着工増加や2020年の東京オリンピックに向けた建設需要、耐震、エコ対応、介護・福祉施設、高齢化対応など、更に住宅リフォームへの需要も期待でき、近い将来、現在の水準から大きく減少するリスクは考えられませんので、市場ニーズにマッチした商品を開発する力がある企業には競合を勝ち抜き、成長を遂げるチャンスは十分にあると考えています。

 

Q 経営指標について教えてください。

A 指標については、下記のとおりとなっております。

売上高(前期比) 9,913百万円(6.6%)
営業利益(前期比) 320百万円(-27.6%)
経常利益(前期比) 369百万円(-24.4%)
当期純利益(前期比) 244百万円(-20.6%)
1株当たり当期純利益(EPS) 61.23円
自己資本当期純利益率(ROE) 3.1%
株価純資産倍率(PBR) 0.45倍
株価収益率(PER) 14.84倍
自己資本比率 85.8%
1株当たり純資産(BPS) 2,006.66円
配当性向 40.8%
配当利回り 2.75%

また、弊社ホームページにも掲載しておりますので、下記のリンクよりご覧ください。
・業績・財務情報-[財務ハイライト] ・業績・財務情報-[主要な経営指針] ・IR資料室-[決算短信] [報告書]

 

Q 第62期営業利益が減益になったのはなぜですか?

A 統合型業務ソフトウェアの大幅なバージョンアップに取り組んだことによるものです。また、円安による海外調達品や原材料の急激な高騰が続く中、大手需要家のお客様に対して価格に反映させることができないといったジレンマに加え、新たに製品補償引当金を計上したことから、結果として当初の予想の範囲内ではありますが減益となりました。

 

Q 市場変更は検討していますか?

A 今後の事業展開、株主数、流動性の向上などを勘案しながら検討することになりますが、今は足元を固めていきたいと思っています。

 

Q 配当については?

A 当社は、株主の皆様に対する利益還元を最優先課題として捉え、その利益還元策のなかでも積極的な配当実施を最重要策として掲げております。
2015年7月から第9次中期経営計画のスタートを迎え「年間配当金は利益水準のいかんに関わらず、最低でも1株当たり25円を維持する」ことを目標に掲げ、業績を勘案しながら、基本方針を上回る株主の皆様への積極的な配当を目指し、業績の向上に努めます。

配当金

 

Q 株主優待は実施していないの?

A 当社の場合、取り扱う商品が、住宅用の内装金物ということもあり、自社の商品を使って魅力的な優待設定を行うことが出来ない状況でもあり、今は積極的な配当を基本方針に掲げております。優待については、今後も検討していきたいと思います。

「日経IR・投資フェア2016」に出展しました

  • 2016年8月29日

ブース  会社説明会

8月26日(金)・8月27日(土)の2日間、東京ビッグサイトにて開催された「日経IR・投資フェア2016」に出展いたしました。
会期中は、当社ブース並びに会社説明会にたくさんの方にお越しいただき、誠にありがとうございました。

会期中に配布させて頂きました資料は、下記のとおりとなっております。
・コーポレートストーリー2016
アトムニューズ
・会社案内DVD
・2016秋の内覧会のお知らせ

初日の朝よりたくさんの方にブースにお立ち寄りくださり、とても熱心に説明を聞いていただきました。その中でいろいろなお話が聞けたことは、とても大きな収穫となりました。ありがとうございました。
また、2日目の会社説明会では、立ち見が出るほどの多くの方にご出席いただき、本当にありがとうございました。

多くの上場企業の中、当社のように住宅の中で身近なところにあるのに、なかなか目に触れる機会が少ない製品を販売している会社にとって、「日経IR・投資フェア2016」に出展することは、投資家の皆様に知っていただく大きなチャンスであると思っており、今後もできる限り出展したいと思っております。

ご来場いただいた皆さま、ありがとうございました。

[KANAGU story01]「ギャラリーショップKANAGU」オープンに向けて

  • 2016年8月22日

アトムCSタワー1階にある「ギャラリーショップKANAGU」では、職人こだわりの金属の雑貨やインテリアをご紹介しています。
最近では「有吉くんの正直さんぽ(フジテレビ系列)」、「ぶらり途中下車の旅(日本テレビ系列)」、「じゅん散歩(テレビ朝日系列)」など、メディアに取り上げられる機会が増え、ありがたいことに足をお運びくださるお客様も増えてきました。
そこでショップスタッフの皆さんに、「ギャラリーショップKANAGU」の魅力をたっぷりと語っていただく連載をスタートします。
今回は、ショップスタッフの峰島さんに、オープン当時のお話をうかがいました。

 

-どのようなきっかけで「ギャラリーショップKANAGU」をスタートしたのですか?

アトムリビンテックは、1903年に創業した家具金物・建具金物・陳列金物など、住宅用内装金物全般の企画・開発・販売を行っている会社です。
1980年に金物の選択者・使用者側と製作者側との相互交流を求めるため、現在のCSタワーの場所に、内装金物のショップ&ショールーム「亜吐夢金物館」を開館しました。
その後、2007年にショップ&ショールームだけではなく「住空間創造企業」を目指し、ATOM CS TOWERとして生まれ変わりました。

旧アトム館  竣工当時外観

もともと、新橋には明治の頃から家具関係の職人など家具に係わる会社が多かったようです。
CSタワーでは、本業の内装金物だけではなく、こだわりの商品を探し求める高感度なお客様に、家具やインテリアなどを販売することを始めたのです。
ただ、自分たちが金物屋だからなのか?何か、しっくりこない。さらに、こだわりの商品を取り扱う中で、その背景の興味が沸々と沸き上がるのです。自分たちの核となるものはいったい何だろう…?

 

-今までとは違う商品を扱っていく中で出てきた新たな悩みですね。

そうですね。そんな時に、CSタワーの活動の一環で、ロートアイアンの職人と出会いました。その方と握手をしたときに、彼の手が無骨でとても厚く、そして、とても温かかったんです。その瞬間に、何か、見えない職人からのメッセージを受け取ったのかもしれませんね。それから急速に、職人の世界を掘り下げてみよう。一緒に同じ釜の飯を食える仲間を作ろう!と。
もともと、アトムリビンテックの創業者は、繊細な装飾と微妙な細工の技術を要する江戸指物の錺(かざり)職人でした。創業時の原点である職人に敬意を払い、当社のDNAを探し求めるように、日本の職人を取材させて頂きながら、WEB(TSUNAGU WEB GALLERY)での企画展をスタートすることから始めたのです。

イヌイさん 全画面キャプチャ 20160817 211645

 

-WEBでの企画展からのスタートということは、まだお店は?

オープンしていませんでした。その後、取材を通じて様々な職人をご紹介いただく中で出会ったイス職人と、2010年3月に職人ご本人に来て頂いて、試験的なアウトレットセールを開催しました。

 

-その時の反響はいかがでしたか?

星亀OUTLET非常に良かったですね。約1週間開催したのですが、会期中にイス職人に会いに来られる方が非常に多いことに驚きました。
このアウトレットセールを通して、顔の見える職人の商品を販売する可能性を実感し、ショップ運営を意識するようになりました。

 

 

 

-ショップ運営に向けた大きな一歩でしたね。

はい。2010年は友達の輪ならぬ職人の輪といった感じで、職人から職人をご紹介していただきました。
と同時に、自分たちでも様々な展示会に足を運んでいました。そんな中で伝統工芸士の折井さんを知り、飛び込みで訪問させていただきました。

折井さん

 

-飛び込み訪問ですか?!

はい(笑)。飛び込み訪問にもかかわらず、折井さんには快く対応していただき、ありがたかったですね。
折井さんにはその後のKANAGUの柱となる高岡の職人を数多くご紹介いただきました。
そして、2010年秋に「ギャラリーショップKANAGU」をオープンしました。

ショップオープン

 

-ショップ名に「KANAGU」とつけたのはどうしてですか?

WEBでの企画展「TSUNAGU WEB GALLERY」のリアル店舗の位置づけとしてスタートしたこともあり、実はしばらく名無しのお店でした(笑)
ただ、当社のルーツである錺金具のエッセンスを取り入れ、折井さんをはじめとした、高岡の金属装飾に関わる職人たちの表現力の奥深さに衝撃を受けたことから、”金属”を中心とした商品構成にしようと決めたのです。そして、ロートアイアンの職人から受け取った、熱き想いのバトンを、職人から職人へと金具(KANAGU)が 繋ぎ、モノとヒトの物語りを届けられるお店にしようと。色々悩んだ末に、シンプルに日本語の ”かなぐ” をショップ名にし、ロゴも錺金具をモチーフとしたものにしました。

 

-ショップスタート当初の思い出はありますか?

ショップとして屋号をつけて看板を掲げることは、とても勇気がいる決断でしたので、その時の緊張感は今でも覚えています。そして、その頃を振り返ると、熱き職人たちとの出会いは、自分の実力以上に物事が進んだ2010年でした。会社には、職人の想いまでは説明できなかったのですが、企画を進めさせて頂いたことに大変感謝しています。そこから、誇り高き職人たちと盃を交わし、同じ釜の飯を食べ、KANAGUはスタートするのですから。

 

次回は2016年9月に掲載予定です。お楽しみに。

 

KANAGUギャラリーショップKANAGU

 Add:東京都港区新橋4-31-5 アトムCSタワー1階
 TEL:03-3437-7750
 Access:JR・東京メトロ銀座線・都営浅草線「新橋」
     都営三田線「御成門」「内幸町」より徒歩8分
 営業日・営業時間はホームページをご覧ください
 URL:https://www.atomlt.com/cstower/

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