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上吊り式引戸金具についての質問
Q.
現在設計してる住宅の引戸を施主の希望で上吊り式の引戸にする予定です
が、引戸の下側は、
床に取付けた下ガイドのみで振れを抑えるのでしょうか?
建具が閉まった状態で、下ガイドが無い方の端に力が加わった場合(人が戸
に寄りかかる、ぶつかる)のぐらつきはどうでしょうか?また補助金物は有り
ますか?
(2001/12/10)
A.
上吊り式引戸の場合、引戸の下側は床に取付けた下ガイドのみで引戸をガイドすることになります。そのため床に溝やレールを施工する必要が無く、床面をフラットにできることがメリットの一つになっています。
戸を閉めた時、下ガイドが無い方の戸端部に力が加わると、戸は確かにぐらつきますし、人が戸に寄りかかったり、ぶつかったりするような大きな力がかかれば、金具や引戸が壊れる可能性も有ります。
特にガラスの嵌め込みのある引戸では怪我することも有るので、アクリルなどに替えたほうが良いでしょう。それでも多くの方が、床面をフラットにできるメリットの方を優先されて、このくらいのぐらつきは仕方ないとして、上吊り式引戸を採用されています。
ぐらつきを防ぐ補助金物は特に有りませんが、下図の様に枠の中に引戸を入れてしまうことで戸のぐらつきを防ぐこができます。
Q.
HRシステム引戸用で(下部ガイドにはKSD-400を使用)、760ページの設計ガイド「金具の納まり参考図」中の「戸の高さ寸法の求め方」によると、上下の隙間合計寸法(上部レールと戸の隙間+下部隙間)は18mm必要となりますが、もっと少なくすることはできませんか。
('99/09/03)
A.
できます。
設計ガイドにおける「戸の高さ寸法の求め方」は、上部吊り車が有している上下調整範囲をフルに活用できることを条件に式を設定しております。
もし、上部隙間を最大までとる必要がないとお考えの場合は(すなわち、調整代をそんなに必要としない)、その分隙間を少なくすることができます。
ただし、調整代は現場での思わぬ寸法誤差やたわみ等に対応できるようにとの考えから設定されていますので、調整代が少なくなる程その対応範囲が少なくなるということは予めご承知ください。
隙間を少なくしたい場合は、ここの寸法を
12mm以下(ただし5mm以上)に設定する
●戸の高
さ寸法の求め方
戸の高さ=枠の内寸高さ−21.5mm(上部レール)−
12mm(戸と上部レールの最大すきま)
−3mm
※
−A
※
※上式で戸の高さを求めることにより、「戸と上部レールのすきま寸法範囲」で戸の上下調整ができます。
※上式の3mm は、戸を下に調整した際、戸を下部ガイドに接触させないための逃げ寸法です。
Q.
引戸が閉まる際のバタンという音や跳ね返りを防ぐ方法はありますか?
('99/09/03)
A.
HRシステム金具には、ブレーキ付きのランナーがあります。このランナーを使用すると、閉まる際に引戸のスピードが減速し、静かに引戸が閉まります。
また引戸や柱に緩衝材を貼ることも有効です。
Q.
壁際に1本引きの引戸を設置する場合の注意事項を教えてください。
('99/09/3)
A.
壁際に引戸を吊り込むとき、裏面付けの吊り車を選択すると吊込みが非常に困難であったり、吊込みが不可能となることがあります。これは、裏面付けの吊り車を引戸に取り付けるために、引戸をレールの軌道から大きく外れた位置まで移動させないといけないことが原因となっています。壁際に引戸を設置するときは、なるべく木口付けのランナーを使用することが好ましいといえます。
Q.
上吊式引戸金具を黒板(ホワイトボード等)の平行移動用として使えますか?
('99/09/03)
A.
アトム上吊式引戸システム金具は屋内の木製建具用として開発されたものですが、各システム金具の使用範囲内であれば応用することができます。
ただし、戸の荷重が金物に対して偏らないようにする配慮が要ります。金物に偏った荷重が掛かったまま使用すると金物の寿命が短くなります。
Q.
上吊り式引戸システム金具を玄関の戸や雨戸に使えますか?
('98/07/10)
A.
上吊り式引戸システム金具は、室内向けに使用されることを前提に開発された商品です。そのため屋外の様々な自然現象に対応できる素材や表面処理にはなっておりません。
屋外で使用されると雨による腐食の発生や、風やホコリによる音鳴りや走行不良が起きる可能性が有ります。またレールと建具の間にわずかな隙間を必要とするため、雨が吹き込んでしまうことも有ります。
Q.
カタログに示されている戸厚対応範囲よりもさらに22mm薄い引戸に使いたいのですが、可能でしょうか?
また、何を基準に戸厚対応範囲を設定しているのか教えていただけますか
。
('98/07/10)
A.
戸厚対応範囲は、次の条件から設定しています。
1.
.全体の金具の寸法(図-1)
2.
取付けねじの長さ寸法
3.
戸に掘り込み加工をして取り付ける金具の場合、加工後の板厚残り代が最低何mm必要か(図-2)。
以上の条件をチェックしながら各金具の対応範囲を設定しております。
そのうち上記
3
の条件に付いては、弊社では残り代を4mm以上とっていただくことを条件として、戸厚対応範囲を設定しています。(現実には引戸の材料とか引戸が使われる環境の違いなどによって条件は微妙に異なるはずですが。)
Q.
3本引き吊り引戸で、引戸2枚分を開口できるものがあれば、教えて下さい。
('98/04/10)
A.
ご質問のように、同じ間口でも2本引き吊り戸より3本引き吊り戸にした方が、引戸2枚分を開口部として広くとれきます。最近では、高齢者対応住宅の車椅子利用を考慮して、引戸でも開口部を広くとれるものを望まれる方が多くなってきました。
このようなケースのために、弊社では上吊式引戸システム金具で下レールを使用せず車椅子利用に適した「
連動引戸システム金具セット
」を用意しております。
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